見学&懇談会



まず1時間ほど、お仕事の様子を見学する。
と思ったら、いきなり、今までのプリントをファイルすることができなくて教室にも入れないよ。


エレメンタリーの書き物類は、全部、自分のファイルに綴じて行くことになっているのだけれど、支給されたコレが18穴のリングファイルで。リングファイルって、何かの間違いでバラバラっと今までのものが全部外れちゃったら、またはめ直すの面倒くさいよね。
で、ノボルにもそういうハプニングがあったのか、今まで適当にやってたのが溜まってきたのか、どっちかは不明だけれど、とにかく大量の(←いつも量だけは多いっすよ)プリントをファイルの穴にチマチマ通す作業を延々と…。
しかも、超不器用で見てるだけでイライラする〜〜〜!
きぃぃぃぃ!お前、それは赤さんの頃のお仕事だろーが!まだできんのか、そんなことがぁぁぁぁぁぁ!(ゼェハァ)


しかも、少しばかり進んだところで、まだリングが開いている状態のときに、右半分のものを左半分に移そうとしたしたもんだから(普通にノートのページをめくる動作)、案の定、それがまた全部外れちまうという惨事に…。
あほだ、あほすぎる。
思わず「ふっ」と失笑を漏らしたら(でも、聞こえてないよ)、ノボルはきぃぃぃぃっとなって深く俯いてさっきよりさらに覚束ない手つきでファイリングし始めた、と思ったら泣いてるし…。ありえない〜〜〜。どんな情けない小学生だよ。
こんなんでモンテ育ちと言えるのだろうか…。よよよ。


やっぱり、いかに家で単調な生活しているかだよね。「手」の運動的には、ものすごーーーーーーーーーーく制限された劣悪な環境で育ってるのよね、彼。うわーーーん(今更どうしたらいいのよぅ)。
と、モンテに見学に行くたびに凹む。ふぅ。


まあ、教室に入るまでにそんな難関があって(普通の人はそんなことありませんよ)、なんとか入室して、取り掛かったのが「割算」。
割算には今、凝っている。
ていうか、エレメンタリーの半分以上は割算やってるよね…。ふっ。
今までは、「割られる数」の桁はどれだけ増えても、「割る数」は1桁だったのだが、なんと今日は「4桁割る2桁」をやっとりますよ!
1桁の数で割る時は、各位のビーズを小人さん(最大9人)に均等に振り分けていけばいいだけなので、話を聞いただけで作業の見当はついたけれど。2桁で割る時って、どーやるんだろー?


言葉で説明すると長くなるので略すけれど、10の位用の板と、1の位用の板を使って、ビーズを割り振っていた。
へぇ〜、すごい〜。(←すごいのはこの教具。)


しかし、ノボルは2桁で割るやり方を忘れていたと見えて、なんだか首をかしげながら適当にビーズを置いていっている。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤するばかりで、解んなかったら先生に聞けばいいのに、一向に聞く気配がないのであった。
もうー、イライラする〜。
早う聞きにいけよ!
で、Y谷先生が横を通りかかったとき、ノボルの計算を見て、「あれ?」と言う顔をして、自分の掌に指で数字を書きながら検算していた。そーでしょ、間違ってるでしょ。先生、教えてやって〜。
と思ってみていたけれど、先生は「自分から言いに来る」という姿勢を重んじて、何も言ってくれないのであった。とほー。


そうこうしているうちに、H田先生が通りかかり、一目見るなり全然わかっとらんということを見抜いて、「ノボルくん、これはね・・・」と正しいやり方をもう一度説明してくださった。
ああ、ありがたや。H田先生、ありがとう!
しかし、私が見ているので照れているのか、ノボルの態度が終始しゃきっとしとらんことが気になる。うう、辛抱辛抱。


そして1年生集まってくださいといわれ、Y谷先生による「大きな数」のお話をレクチャーされていた。
数ビーズで1000までは見たことあるけど、すげーよ1000000を表す立方体まで用意されているとは!恐るべしモンテッソーリ教具。
確かにあれで「体験」すると、1000000がものすごーーーく大きい数だって実感するよなぁ。
大きな数なら任せとけ!のノボルは(←元数字オタク)、ここでは優等生振りを発揮していた。
ふっ、こんなことで、ちょっとばかし鼻高々になってしまう自分の俗っぽさが嫌だ…。


そんな風に1時間が過ぎ、次は懇談会。
と言っても、ほとんどH田先生による講義であったが。
講義の内容についてはまた次回。